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親子リレーローンとはどんな住宅ローン?メリットや注意点もチェックしよう

「同居のために住み替えをしたい」「二世帯住宅が欲しい」といった場合、住宅ローンをどちらの名義にするか、お悩みではありませんか。
そんなときに、親子で1つのローンを返済する「親子リレーローン」の利用が解決策になるかもしれません。
今回は、親子リレーローンとはどんな仕組みなのか、メリットや注意点も解説します。
東京都荒川区で不動産購入をお考えの方は、ぜひご覧ください。

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親子リレーローンとはどんな住宅ローンか?仕組みと条件ご紹介

住宅ローンのひとつである「親子リレーローン」ですが、耳慣れない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、親子でマイホームを購入する場合には、1人ずつ1つのローンを組むペアローンのほかに、親子2代で1つのローンを返済する親子リレーローンも有効な選択肢となります。
まずは、仕組みについてご紹介します。

親子リレーローンの仕組みとは

親子リレーローンとは、親子を中心とした親族の二者が、同居を目的とした住宅を購入するために、1つの住宅ローンを組む仕組みです。
新築をはじめ住み替えのための購入にも利用が可能です。
返済の仕組みは、2代に渡って引き継ぐ形で支払うリレー形式になります。
ほかにも、単に親子リレーと呼ぶケースや、親子リレー返済、親子リレー住宅ローンというものがあります。
一般的に活用されるパターンは、やはり親子間です。
たとえば、借入当初は親が返済を進め、定年退職までの20年間を支払い、今度は働き盛りとなっている子どもが引き継いで残りの15年間を返済するといったケースがあります。
このローンの仕組みでは、親ではなく子どもの年齢をもとに借入期間の上限が決まります。
また、単独ローンと異なり、2人の収入合算ができることも、親子リレーローンの仕組みの特徴といえるでしょう。

申し込み条件

親子リレーローンを活用したい場合の基本的な要件にはどのようなものがあるのでしょうか。
親についての要件は借入時の年齢が満70歳未満であることが挙げられます。
子どもについての要件は借入時の年齢が満20歳以上で完済時の年齢が満80歳未満となっています。
また、返済を受け継ぐ子は1人、同居中もしくは将来的に同居の予定がある、ともに安定した収入を得ていて団体信用生命保険に加入するといった要件もあります。
これらの条件は、金融機関によっても異なる場合があるので確認しましょう。
たとえば、フラット35の親子リレーでは条件を満たしていると、同居について要件がなかったり、親が70歳以上でも借入られたりするケースもあります。
また、通称「団信」といわれる団体信用生命保険についても、いずれかが加入すれば良いという場合があります。

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親子リレーローンで住宅ローンを利用したときのメリットとは?

住宅ローンのひとつである親子リレーローンには、さまざまなメリットがあります。
メリットを知ると、親子リレーローンを活用しやすいケースも見えてくるでしょう。
ここでは、親子リレーローンのメリットや、ほかの住宅ローンとは異なる利点などについてご紹介します。

メリット①返済期間に余裕をもてる

親世代が高齢で返済期間が短くなってしまう場合に、親子リレーローンは良いでしょう。
通常、住宅ローンは完済時年齢を80歳未満と設定しています。
つまり、借入時の年齢から、完済時年齢までの期間で、返済することが必要です。
一方、親子リレーローンでは、借入期間を親の年齢ではなく、子どもの年齢で起算します。
そのため、親だけでは借入期間が短くなるケースでも、親子リレーローンなら長くなる点がメリットです。
また、親だけだと返済期間が短くて住宅ローンを組むことが難しいというケースでも、ローンの組みやすさをメリットとして感じられるでしょう。

メリット②毎月の返済額を抑えられる可能性

返済期間が短くなってしまうと、あわせて毎月の支払い額も大きくなってしまいます。
住宅ローンを利用して、マイホームを取得しても、返済負担が大きいと無理が生じてしまう場合もあります。
しかし、親子リレーローンでは返済期間が長くできるため、毎月の支払い額が抑えられ、無理のない返済がしやすいことがメリットといえるでしょう。
ただし、長期間になると利息が増える点は気を付けておきたいポイントです。

メリット③借入可能金額が増える

単独の住宅ローンと比較して、借入できる金額が多くなることもメリットです。
親子リレーローンなら収支合算もできる仕組みであるため、収入面で住宅ローンの借入に不安があるときに有効です。
親子ともに安定した収入を得ていることが利用の条件ですが、とはいえ子どもだけではまだ収入が少なく、借入が希望額に届きにくいケースなどもあります。
このような場合など、親子のいずれか1人では希望する借入が難しいときにもメリットを感じやすいでしょう。

メリット④親子がそれぞれ住宅ローン控除を受けられる

住宅ローン控除とは、マイホームを購入し条件を満たしていると、所得税や住民税について控除ができるというものです。
親子で1つの返済ができる親子リレーローンですが、住宅ローン控除については、それぞれに住宅ローン控除が適用されることがメリットです。
一般的な住宅なら、最大で40万円の控除を最長で13年間受けることができます。
つまり、親子リレーローンでは、2人で1年あたり最大80万円の控除ができることもメリットになります。

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親子リレーローンで住宅ローンを利用するときの注意点をご紹介

親子リレーローンは、親子2世代で利用でき、メリットの多い住宅ローンであることがわかりました。
一方で、気を付けたい注意点もあるので、あわせて押さえておきましょう。

注意点①別の住宅ローンは組むことは困難

親子リレーローンにおいて、子どもは連帯債務者であるため、親はもちろん子どもも返済義務を持ちます。
返済しているのが親の期間であっても、子どもにも返済義務があります。
そのため、新しく別で住宅ローンを組むことが難しいため注意しましょう。
たとえば、何らかの事情で同居を解消して子どもがマイホームを持ちたい場合や、転勤により居住地域が変わり、子どもが住み替えに迫られるケースなどでも、住宅ローンを新たに組むことは難しいでしょう。
そのため利用する場合は、将来の変化も見据えながら検討することが大切といえます。

注意点②みなし贈与とされる可能性がある

所有権登記には、住宅ローンの負担に応じた持分を登記するのが一般的といえます。
もし所有権登記に記載された持分と、マイホームを取得したときの負担割合が合致しないという場合、みなし贈与として扱われる場合があることが注意点です。
たとえば、住宅ローンに親子リレーローンを利用して購入し、子どもだけの名義とするケースなどです。
みなし贈与とされると、贈与税がかかります。

注意点③相続遺産の対象になる

親子リレーローンを使用して、親と子ども1人が購入した不動産も、相続時には遺産として扱われます。
子どもが他にもいる場合にはトラブルにならないよう気を付けましょう。
相続人が複数人いる場合は、あらかじめ遺言書を残す、話し合いをしておくといった対策が有効となります。

注意点④1人だけ団体信用生命保険に加入していたときの不測の事態

団体信用生命保険とは債務者が死亡した場合などに保険金で残債を完済する制度です。
団体信用生命保険に加入していない親が返済中に亡くなった場合には、保険金での弁済はなく、残った住宅ローンを子どもが支払うことになるため注意する必要があります。
いずれか1人のみが加入する場合などは気を付けましょう。

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まとめ

親子リレーローンの基礎知識を解説しました。
住宅ローンは返済計画に意識が向きがちですが、親子リレーローンではみなし贈与とならないように登記も気を付けましょう。
東京都荒川区で同居のための不動産購入をしたいというご相談やご依頼は、株式会社スイートホームにお任せください。

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